gad_sourceパラメーターとは何か?

Google広告でgad_sourceというパラメーターが付与されるケースについて報告が増えてきています。

Google公式ページのヘルプ

QA ZEROも今後対応を進めますが、そもそも情報が少なく、現状公式ページから読み取れる情報にはなりますが軽くまとめます。

【前提として下記とします】

  • 広告主のサイト:http://example.com
  • 広告出稿先のサイト:http://adv.com

gad_sourceパラメーターのまとめ

  • このパラメーターは今後、順次Google広告に自動追加されていく(gclidのように) ※2024年10月現在
  • gad_source=1のような数字となり、URLパラメーターの一番後ろに追加される
  • 広告の「ソース」を区別するために使われるという情報しかない
    • 数字の意味がわかるのはGoogleだけ
    • http://adv.com、もしくはそのLPで変わるのか、もしくはインタレストマッチなどの特別値を示すのかなどは不明。データが揃った時に推測するしかない

gad_sourceパラメーターとは何なのか?

※情報が少ないため、下記はWebアナリティクスツールを作っている弊社の見解も入っています。

gad_sourceパラメーターは、Cookieレス時代を見据えた、Googleの代替策だと思います。ユーザーがどの広告から来たかをCookieではなくgad_sourceから理解することで、プライバシーに配慮しながら広告のパフォーマンスをあげていこうという試みだと想定します。

気になるのは、gad_sourceの値をどうやって読み取っているのか?ということです。広告のlpをhttp://example.com/lp.htmlにしている場合、そのページに貼ってあるタグは、通常ですとGA4だけだと思います。

従って、この値をGoogleに送信できるのは、GA4のタグか、あとはChromeブラウザだけです。弊社としてはおそらくGA4だと考えていて、だからこそGoogleは広告もGA4もGoogleタグに統一していっているのだと推測しています。

とりあえず、Google広告をやっている人はGA4のタグを貼っておこう、という方針は今後も健在だと思いますが、もう少し情報がほしいところです。とはいえGoogleとしては、Cookieの代替案を進めているところであり、あまり情報を公開してしまうと、プライバシー団体やAppleから対策されてしまうので、情報をぼやかしている可能性もあります。

QA ZEROの対応について

Googleが情報を公開しない以上、gad_source=1の数値「1」の意味がわからないため、数値ごとに区分けをして分析できたとしても判断に確信がもてません。これでは分析時間の無駄になってしまう可能性があるので、QA ZEROとしてはgad_sourceパラメーターは、Google広告からのトラフィックである、という区分目的だけに利用します。但し、今後gad_sourceに関する仕様や情報が改変された場合は変更される場合があります。