QA ZEROとGA4、UA(旧GA)の違い

QA ZEROは、基本的にUA(ユニバーサルアナリティクス:旧GA)のわかりやすい項目を引き継ぎながら、一部GA4の仕様を取り入れています。

※仕様の違いについて

QA ZEROとGA4はセッション計測や集計の違いなどから、数値の乖離が生まれます。分析のノイズになりやすい0秒滞在やBotを除外した結果、QA ZEROの数値が20%-30%程度少なくなる傾向があります。

QA ZEROとGA4の比較検証をご希望の場合、GA4の生データ確認のためにGA4とBigQuery連携およびデータ提供が必要となりますが、そちらを利用して別途有償の検証レポート(税込99万円〜)も作成できます。

大項目項目比較対象備考
QA ZEROUAGA4
セッションセッション計測の開始ブラウザ側で一定の処理の後ブラウザからのデータ受信時ブラウザからのデータ受信時ブラウザからのデータ受信時QA ZEROでは誤クリックなど0秒瞬間滞在は計測しない
Cookieレス環境での計測可能ページビューのみ可能不可GA4ではGoogleタグマネージャーの同意モードを正しく設定しないと推定できずデータが失われる
自動Bot判定原則1セッションで120PV以上見たアクセスはそれ以上分析不要のBotと判定。閾値は変更可能デフォルトOFFGoogleが独自に収集したBotとIABが管理するListで自動判定GA4でLinuxのBot経由のアクセス(月間10万PV以上加算)を記録していたケースあり
1セッションの滞在時間各ページ滞在時間の合計最後のページ表示時間 – 最初のページ表示時間なしGA4では1セッションの滞在時間は不明。全体の平均エンゲージメント時間が存在する
セッション最長の長さ制限なし24時間制限なし
別セッション判定ヒット間隔(デフォルト30分)ヒット間隔(デフォルト30分)ヒット間隔(デフォルト30分、管理画面で変更可能)
流入元変更同じセッション内新しいセッション同じセッション内
日付変更同じセッション内(訪問回数は日ごとに1ずつカウント)セッションが切れて別セッション同じセッション内(訪問回数は日ごとに1ずつカウント)
データ処理データ処理時間前日のデータを朝7時頃までに処理4時間以内のデータを処理72時間以内のデータを処理QA ZEROではマシンスペックによりデータの集計完了時刻が変動
生データの記録確認可能。カスタマイズによって任意のシステム連携可能なしBigQueryに連携で確認可能
ユーザーqa_id Cookieに基づく判別、もしくはCookieレスサーバーログモードによるIP&UA判別。もしくはそのハイブリッド。_ga cookie に基づいて識別UserID、Googleシグナル、デバイスID、モデリングを組み合わせて識別
ページページビューページが表示された回数ページが表示された回数なし(※表示回数が存在)GA4の表示回数はアプリとウェブを統合したイベント数でデータが混在する
セッション/ページありありなし
閲覧開始数ありありなし
離脱率分母:ページビュー分母:ページビュー分母:セッションGA4の離脱率はQAZERO、UAより高くなる傾向
目標コンバージョン数セッション単位でカウントセッション単位でカウント選択したコンバージョンイベントの総発生回数GA4のコンバージョン数はQA ZERO、UAより多くなる傾向
目標値目標値目標値イベントの値
購入GA4の主要ECイベント4つ(add_to_cart、begin_checkout、purchase、view_item)を自動読込みtransaction_idパラメータで管理transaction_idパラメータに加え、決済ID・収益・通貨・商品名・商品IDなどのパラメータも追加QA ZEROのECレポート機能は現状カスタマイズで作成
イベントイベントイベントを全て自動計測(クリック、フォーカス、スクロール、録画再生)カテゴリ、アクション、ラベルで定義イベント名とパラメータで定義
QA ZERO ver2.2.0.0 / 01 Nov. 2024