ユニバーサルアナリティクスからGA4に移行して、「管理画面を見なくなった」「イベントの意味がわからない」など苦労している人がたくさんいます。今まではレポートがたくさんあったので、眺めていればなんとなくの傾向はわかって、そこからどうするのか?が問題になっていたのとは大違いです。こんな人たちはどうすればいいのかについて話しました。
データ分析難民!?
データ分析難民ってコラムをa2iで書かれてましたよね。そもそもデータ分析難民という言葉、これの定義ってどんなものなんです?
めちゃめちゃ直球の表現をするとGA4で苦労してる人。
もうちょっとちゃんとした定義で言うと「そんなに大きくない規模の企業で、上からデータを根拠に何かしら作業をしてくれと言われてる人」たちが対象なんですよね。
やるにしてもGA4とかClarityとかとりあえず入れて、とりあえずやれる範囲で頑張ってる。だけれども、その分の余剰時間もないし、圧力がかかって一生懸命自分なりに解決しようと思ってるのに、ずっと解決しないまま進められ続けている。最終的にどこにたどり着いたらいいのかっていうので困ってる人です。
GA4とか入れてWebの分析しようと思ってるけど、なかなか分析もできず。かといって代替案もなく、居場所がなくなってただ困っている人ということですね。
GA4は難しいし、いろんなツール使わないといけないし、他のツールもなくなっちゃったっと。
そうですそうです。
で、Looker Studioとか使ってみたけど仕様が変わったりしてさらに苦労が増えて、現場はつらいなという感じですかね。
なるほど。
まあお金があるとこは色々あるんでしょうけど、お金がないとそのあたりが全然割に合わないというか。
でもこれって、ユニバーサルアナリティクスの頃にはいなかったですよね?
そうなんですよ。
ユニバーサルアナリティクスの時は難民にならないで、その救済の場所がユニバーサルアナリティクスだったというか、そこにいけば安心の場だったんですよね。
それなりにあれを理解してればどうにかなったってことですもんね。
もうちょっと分析してみてくれって言われたら、何人かのリーダー的な人がユニバーサルアナリティクスの本とか買って勉強すればちゃんと使えるツールだったと。うまく解決できてたのかなと思ってます。
確かに、我々もGA4って既に困るって感じなんですよね(笑)。
最近だとなんか、Googleさんってメールのスパムのやつが要件が厳しくなったりとか、Google アナリティクスに限らず何かしら無料で提供するのっていろんなとこで辛くなってる気がします。
Clarityがあるじゃないですか、Microsoftが無料で出してきましたと。
そのデータって何で無料でできるのっていうと、AIの学習に使うからっていうのは彼らは出してます。じゃあどんなデータ取ってるのっていったら、Clarityってオープンソースなんですが、読むとユーザーが入力した値とかも一旦取ってるんですよね。
え、大丈夫なんです?
もちろんちゃんとClarityの設定画面でマスク設定ができる(※)ようになっていて、その入力値を含めて文字列がマスクされてから送信されます。初期のマスク設定はバランスで概ね大丈夫なんですが、想定外の情報が見えて怖かったという話も聞いたことがあって、例えば確認画面などだと仕組み上はありえます。これを完全に防ぐには厳密設定なんですが、そうすると入力だけじゃなく画面全部の文字がマスクされて何もわからなくなるので、個別に設定するしかなくめんどうです。
そもそもじゃあ何でこんな複雑な仕様なのかというと、一つはClarityは再生画面を派手にしたいという意思を感じますし、あとはGA4もそうだけど、彼らにとってメリットがあるからなのかと思います。やはり無料には何かしら理由があるというか。
ユニバーサルアナリティクスはとてもよかったんだけど、Googleとしてはいやこれはもうちょっと採算取れないよねとなってしまった。じゃぁ無料で出しても社内決済通して採算が取れるようにするなら、Clarityが公言しているようにデータを取るかわりに無料にするのか、採算が取れないから潰されるのか、もう2択になってきちゃいますね。
※Clarityのマスク設定について
Masking content | Microsoft Learn
上記リンク先ページにあるようにフォームの入力画面は自動的にマスクされます。inputになっているところやメールアドレスです。
我々が確認したところ、セッションレコーディングにおいてフォーム確認画面の作り方によってはマスク設定をリラックスにするとメールアドレスやクレジットカード番号が見え、初期値のバランスでも名前など文字部分が表示されました。何も考えずに全ページにタグを設置するのは危険なので、不必要なページは計測しない、マスク設定を適切に行うなどしたほうがよさそうですね。
そういうことですよね。
だからGA4もなくなるよりは、これの方がマシってことですよね。無料で使える解析ツールとしてもこれしかないし、有料にされちゃったら困る。
はい、無料なんだし、やはりこちらが頑張って食いついていかなきゃいけないみたいな感じですね。
「何でもっと優しくしてくんないんだ」とか言っても、いやそれはうちに利益がないからで終わっちゃう。プラットフォーマーからすると。
QA ZEROはデータ分析難民を救える?
ここから急に営業なんですが、そうなった時の解決策として「QA ZERO」を作ってますってことですね。
そうですそうです。
ユニバーサルアナリティクスは使いやすかったけど、ヒートマップもないし、もっと使いやすくできると思ってまして。データ分析で困っている人が一番使いやすいツールを作りたいと思って作ってるツールです。
唯一違うのは有料ってとこだけですよね。
さっき話したように無料でやるには、僕らに何かしらのメリットがあるようなことを入れるしかないんです。広告がめっちゃ出るとかデータを取りまくるとか。それはちょっとできない。もちろんユーザーから求められるなら考えますけど。
ただほど高いものはないと言いますし、ふり回されるんだったら、自社でちょっとお金かけてデータ取ってがっつりやった方がいいんじゃないかって考えですよね。
そうですね。
今すごく前向きにQA ZEROを検討してくれてる社長さんがいます。まあ、社長なので現場にデータを使えって圧力かける側ですよね。けどやっぱり現場は難民状態になってるのが見えるみたいなんですよ。全然使えてないし、なんかすごく勉強するのが大変。確かに画面見たらめっちゃ難しそうだって。
という時にこの話をしたら、今のツールが大変なんであれば、それはめちゃくちゃ安い、買い切りなんでしょ?って。それでうちの会社でみんながデータ見て、データを根拠に考えられるんだったら、時間の投資でしたらめちゃめちゃ安いって。そこがずっと課題だったんで買いたいって。
Webサイトの分析や制作などに関わる人が仮に3人いたとしたら、その人たちが勉強してなんだかんだやってるコスト考えたら、まあ買い切りでいけるんだったら安いってなるのはわかります。
全部データ入ってるんだったら他のツールしなくていいんでしょう?みたいな。その浮いた時間で人にしかできないことやってほしいらしいんですよ。
しかもQA ZEROなら自社サーバーに導入するのでどこかにデータを持たれてしまうこともない。
はい、自社でサーバーを持ってもらうとたくさんのデータを取れるのがいいですよね。もちろん個人情報は完全にマスクしてます。
いやでも、今までGA4に投資してきた経営者からするともったいないとおもうかもしれないですよね。
この半年~1年ぐらいGA4を頑張りました。この間の費用ってどうすんのよ?みたいな。
QA ZEROはデモとお試しがあるのでそれで使ってもらって、楽になるほうを選んでもらえればいいと思ってます。両方でもいいです。
やりたいことは最初に言った「分析しろと言われて困っている人」と「分析しろと言っておきながら困っている人」が幸せになることなので。
GA4への投資もありますけど、そもそもユニバーサルアナリティクスが終わらなければそれもなかったことですしね。
ここはすごく自信を持って作ってるところはどこですか?って聞かれたら「自社にデータが貯まる」ということ。
自社サーバーにデータを貯めておけば安心ですよと。切り替えで困ることもないし、過去を比較して数値が合わないと悩むこともないです。データって継続性がないと意味がないですから。
あとはやっぱり皆さんの時間が減るようなことを考えて、無駄な時間が減るようなことを考えて作り続けてます。
データ分析って継続的にデータが取れることが重要です。分析の基本って比較・構成・変化(傾向)なので、それを見ようと思うと短期間のデータでは無理ですから。ちゃんとした分析の基盤を作ろうと思うと自社に貯めるしかありませんので、BigQueryなどを使ってゴリゴリ分析できない場合はQA ZEROを検討されてはいかがでしょうか?
デモ、お試しのお問い合わせをお待ちしております。