面倒くさいは悪だ!AI時代のQA ZEROのオールインワン設計思想

面倒くさいは悪だ!AI時代のQA ZEROのオールインワン設計思想

こんにちは、QA ZEROの丸山です。

アナリティクスの設定はめんどくさ過ぎませんか?

最近は、Webサイトの計測を「始める」だけで、毎回疲れてしまいます。先月可決された改正個人情報保護法のこともありますし、それだけではありません。

サーバーサイドGTMの設定、同意バナー(CMP)の文言調整、GA4の仕様変更への対応、法務への確認、社内稟議……。気づけば、肝心の「サイトがどう使われているか」を見る前に、力尽きています。以前、お客様の計測設計アドバイザリーをした時も、まぁ大変でした。

これは私だけの感覚ではなく、企業内のサイト運営者やマーケターの方々からも、よく同じ声を聞きます。GA4自体の難しさに加えて、ここ数年でCookie規制や同意バナーという壁が積み重なった。計測は「始める前」の設定コストの方が、「始めた後」の分析コストより重くなってしまっている、というのが今の実感です。

複数の業者が入ったことでGTMのタグが重複したり、担当者が異動して、後任の方がまた一から仕組みを理解し直す、という話も珍しくありません。

「QA ZEROって、全部入りですよね?」森野さんからの一言

先日、運営堂の森野さんが「QA ZEROって、ClarityとGA4とサーバーサイドタグとBigQueryを、ぜんぶ1本にまとめたようなソフトですよね?しかも後付けでデータ遡れるし、Cookie同意も考えなくていい。どう考えても楽ですよね?」と言ってくれました。

言われてみればその通りで、そういえば、QA ZEROを導入頂いたカミタケモータースさんからも以前「オールインワン」という評価を頂いていたのでした。

オールインワンとは?

本来ならヒートマップツール、アクセス解析ツール、サーバーサイド計測の構築、データを溜めておく基盤——それぞれ別の契約、別の管理画面、別のログイン情報が必要でした(下図)。QA ZEROは、それをオールインワンで済ませられるようにしています。

面倒は全てマシンに任せるべき

私自身、Googleアナリティクスの書籍を出版したこともありますし、今でもご縁がある方のデータ活用自体のアドバイザリーも行っています。ではなぜ私がQA ZEROという独自プロダクトを作ったのか?それは、「不毛な時間を減らしたい/楽をしたい」と思ったからです。

私はエンジニアでもあるので、面倒なルーチン作業は極力マシンにさせたいと思うタイプです。それでいうと、多くのアナリティクスツールは冒頭の通り、初期設定なしではなかなか使えません。

そこで私たちがQA ZEROを作ったとき、いちばん大事にしたのは

  • 不毛な時間を減らすこと
  • データ活用はしっかりできること
  • 自分がされて嫌なことはしないこと

でした。そこでデータの全録にこだわることにしました。全部のTV番組を録画しておけば、事前設定は不要で、後から見放題という、あの考え方です。そしてプライバシー完全配慮。自分が嫌だからです。その後も、このポリシーでどんどん機能を拡張していったのが今のQA ZEROです。

結果的に、オールインワンのCookieレス対応ツールができあがったという形で、まさに面倒くさいを省いた結果でした。

AI時代に生ログが使える優位性

もうひとつ、QA ZEROを作るときに考えていたことがあります。それは「生ログをいつでも簡単に取得して使える」ということで、これもブラックボックスが多い他のアナリティクスツールにはあまりない特徴です。

こちらもまた森野さんの表現で「たとえばClarityはAPI経由だと3日間しかデータが返ってこないなど限界があるけど、QA ZEROなら生ログを取得し放題だし、ある意味なんでもできる」とのことです。

QA ZEROはMCPやAPI経由で、AIから直接データを取り出せるようにしています(具体的に取得できるデータはこちら↗)。さらに、QAL(独自のクエリ言語)を使えば、AI自身にクエリを書かせて、必要なデータだけを引っ張ってくることもできます。ふだん使っているAIターミナルやデスクトップアプリから、そのまま呼び出せる、というイメージです(下図)。

AIターミナルやデスクトップアプリから MCP・API・QAL の3経路で QA ZERO のデータ基盤に直接つながる図

「ログインして、人が見にいく」ツールと、「AIが、そのまま呼び出せる」データ基盤は、似ているようで発想が違います。私たちが目指しているのは後者です。

究極のゴールは、人の時間を大切にしたい

あらためて整理すると、これまでバラバラに抱えていて、QA ZEROなら最初から手放せるものは、こんな感じです。

  • ヒートマップ/セッション録画ツールとの別契約
  • アクセス解析ツールとの二重管理
  • サーバーサイドタグの個別構築・運用
  • データ基盤(BigQueryのような仕組み)の別途整備
  • 同意バナー(CMP)の設置と文言調整
  • 個人情報保護のための追加の社内手続き
  • AIにデータを渡すための、別の連携基盤づくり

アクセス解析はよく健康診断にたとえられますが、それでいうとアナリティクスツールは、体重計、血圧計、視力検査などの計測器でしかありません。それなのに、その計測器のマニュアルを日々覚えさせられ、仕様変更に翻弄され、かつ面倒な初期設定をしないとデータが減るというのは、少々馬鹿げています。

ただ、それで何がしたいのかというと、究極はWeb担当者と、サイトの分析アドバイザリーを行う両方の人の時間を大切にしたいという思いです。

私達のQA ZEROを使ってもらうと、最初からAIに任せても全行動データが出てくるところからスタートできます。そうすると、Web担当者も最初から細かい認識ができるようになるし、アドバイザーの人も、広告計測パラメーターの大切さや、リアル活動の大切さなど本質的なことを伝えることが早く簡単になります。

森野さんやお客さんが指摘してくれた「オールインワン」を、もっと多くの人に知ってもらいたいと思っています。担当者の方に、「すごく楽になったよ」と言って頂けるように。アドバイザーの方にも、「すごく楽になったよ」と言って頂けるように。

より多くの人が、もっとその人らしいことに自分の時間を使えるように。開発を続けていきます。