代表の丸山です。
10月28日に、第2回の「AIを使ってサイト改善アシスタントを作ろう会」を行いました。
参加者は8名。そのうち半分くらいの方が、自分独自のアシスタントを制作されました。プラグインを作ったことがない方も、QA自体を知らなかった方もいらっしゃいました。
これは、私にとってかなり嬉しい出来事でした。
コスギさんによるデモがすごかった
9月に行われた第1回は、私達が進行しました。AIを使ってアシスタントを作る仕組みや作り方をお伝えしたのですが、やはり説明だったと思います。
今回はコスギさんが名乗りをあげてくれました。作ろう会としては第2回ですが、ユーザーさん主体の「第0回ユーザー会」としての開催です。
コスギさんが、ご自身で契約している有料のClaudeを使って、実際にアシスタントを作るところを見せてくれました。
これが凄かったです。
私もみていて「なるほど、そうAIに聞けばいいのか!」と大変参考になりましたし、参加されている方も「とてもわかりやすい!」「こういうアイディアはどうか?」と、どんどんアシスタントが制作されていく状況になりました。
QAのツールのポリシーは「人のクリエイティビティはすごいと信じて、それをサポートする」というものなのですが、まさにそれを垣間見た気がします。
「サイト育成」という新しい分野が、多くの人のアイデアで、どんどん拡がっていく。そんな可能性を確信できる会になりました。
みなさんの作ったアシスタント紹介
作ったアシスタントは紹介の許可も頂いたので、一つずつご紹介します。画面は、私達のサイト(qazero.com)のデータで動かしたものです。
※アシスタントは、サイトのデータを使って、知りたいことを調べたり、結果を見やすく伝えたりするQA上で動くアドオンです。
1.人気ページ トップ10
指定した期間に、よく見られているページを上位10件まで表示します。ページごとの閲覧数と、サイト全体の閲覧数に占める割合が分かります。
まず、よく見られているページを確認したいときに使えます。

2.どこから来た? 流入元チェック
サイトへの訪問がどこから来たかを確認できます。流入元の上位10件に加えて、YouTubeからの訪問や、スマホ・PCなどの内訳も見られます。
YouTubeに動画を出したあと、そこからサイトにも来てもらえているのか。そんな、自分の活動とサイトの反応をつなげて見るための道具になっています。

3.SNS流入の成績表
X・LinkedIn・Facebook・LINEなど、SNSから来た訪問の数や直帰率、1訪問あたりのページ数を見比べます。リンクに目印を付けるUTMにも対応し、そのリンクから来た訪問を別の表で確認できます。
SNSで発信して、何人来てくれたか。そのあと、ほかのページも見てもらえたか。発信したあとの反応を、SNSごとに確認できます。

4.かんたん月次レポート
選んだ期間のアクセス状況を、数字の苦手な方にも分かる言葉でまとめます。良い点や気になる点、主な流入元、よく見られたページを確認できます。
メールソフトを開き、件名と本文を入れる機能もあります。集計した内容を、相手に送るメールの下書きにできます。

5.コラム橋渡しチェック
コラムを読んだあと、サービス・会社概要・お問い合わせのページへ進んだかを、記事ごとに調べます。記事の一覧から気になる行を選ぶと、その記事の次に見られたページも確認できます。
コラムの閲覧数と、その次にサービスのページへ進んだかを、一緒に確認できます。
読まれているのに次へ進んでもらえていなければ、記事の最後の案内を変えてみる、といった工夫を考えられます。なお、この作品は特定のサイトのコラムやサービスへの導線に合わせて作られています。

6.ページ回遊分析(page-flow)
一番よく見られているページを中心に、別のページへ進んだ割合や、そこで訪問が終わった割合を調べます。さらに、ページのどこまで到達したか、どの位置から次のページへ進んだか、移動先はどこかと、順に見ていく構成です。
閲覧数の多いページが、その先への入口としてどう働いているのかを考える材料になります。

7.ページ回遊分析(page-journey)
一番見られているページから始めて、次の行動やページの到達位置を調べる作品です。まず「このページの現在地」を見せ、ボタンを押すと詳しい情報へ進みます。
到達位置の記録がある閲覧を分母にすることや、「最後まで」をページの95%以上への到達とすることなど、数字の読み方の説明も入っています。
ページ回遊分析(page-flow)とページ回遊分析(page-journey)は、同じようなことを調べる道具でも、言葉や見せる順番が違います。これは作る人の違いが出てくる部分で、私はこの違いも面白いと思いました。

8.ホームページの月次アクセスレポート作成アシスタント
選んだ期間に、何人が来たか、どのページが見られたか、どこから来て、スマホ・パソコンのどちらで見られたかを、専門用語を使わずにまとめます。比べる期間を選ぶと、前の月より増えたか減ったかも出します。
「増えた理由までは数字からは分かりません」と、言えることと言えないことを分けて書いてくれるのが、この作品のいいところです。
4番の「かんたん月次レポート」と同じく月次レポートを作る道具ですが、こちらは前の期間との比較に力を入れています。同じテーマでも、作る人によって形が変わるのが面白いところです。
※4番の「かんたん月次レポート」とIDが被るので、お使いになるときは、どちらか一方を選んでください。
自分用のアシスタントを5分で作れる面白さ
参加者の一人ポポデザインさんは、普段はGA4とSearch Consoleを使い、Looker Studioでレポートを出しておられるそうですが、QA ZEROにこんなに細かい行動のデータが入っていることに驚かれて、早速ご自身の分析用アシスタントを作っておられました。
「アイディア次第でいろいろできそうですね!」というメーカーにとって嬉しい言葉も頂きました。
アイディア次第で様々なアシスタントができていく様は、私にとても本当にワクワクするものでした。一度作ったアシスタントは、自分だけが使うこともできれば、配布して多くの人に使ってもらうこともできます。実際、今回ユーザーさんが作成されたアシスタントは、私もインストールして使わせてもらっています。
サイト育成は、これから面白くなる
会のあと、Xで参加者のグループを作りました。今はクローズドですが、すでに欲しい機能の話なども頂いています。
ユーザーさんが制作されたアシスタントも、専用サイトでご紹介していく予定です。
文中にも書きましたが、今回で、様々な人のアイディアの可能性をリアルに感じましたし、サイト育成という新しい分野が拡がっていくイメージが沸いています。
次回開催もしますし、ドキュメントと制作キットをオープンにして、どんどん作ってもらえるようにもするつもりです。
まさにスタートしたばかりですが、これからユーザーさんと一緒に、サイト育成の分野が盛り上がっていったら、ウェブの世界も多様化するなど新しい希望がもてるし、とても楽しくなるだろうと思っています。そんな景色を一歩ずつ、ご一緒に作っていけたらと思っています。
参加してくださったみなさん、ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。
